雑誌『をちこち(遠近)』
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特別寄稿

毎月、特集を組んでお届けする「をちこちMagazine」。
トップストーリーを掘り下げる特別寄稿は、国内外の知識人・研究者などによる書き下ろしです。
トップストーリーや関連記事もあわせてお楽しみください。

2017.9.27New

『湯を沸かすほどの熱い愛』フィリピン日本映画祭上映記念対談
中野量太 × 佐藤尚之

2016年に公開され高評価を受けた『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督が、2017年7月6日から9日にわたり、国際交流基金マニラ日本文化センターの招きでフィリピンを訪問。帰国直後の中野監督と、同作に深い感銘を受けたと言う、「さとなお」こと国際交流基金の佐藤尚之理事*が初顔合わせ、フィリピン日本映画祭の様子や反響、日本映画を海外に紹介する意義などについて語り合った。

2017.6.29

ひと瓶の醤油があれば
ナンシー・シングルトン・八須

日本人の食卓に欠かせない調味料、醤油。重要だとわかっていても、近所のスーパーで適当に買ってしまったりします。しかし、醤油とは、生産される地域の嗜好などによって、さまざまな個性を持つ、奥深い調味料なのです。
米国カリフォルニア州で生まれ、埼玉の有機農家に嫁いだナンシー・シングルトン・八須さんは、醤油という食材の奥深さに触れ、毎年、手作りするようになりました。
ユネスコ無形文化遺産でもある和食についての本も出版されている八須さんに、日本食への情熱と伝統製法で作られた醤油について、ご寄稿いただきました。

2017.5.30

パスカル・ランベールとジュヌヴィリエ劇場 日仏演劇交流の推進役

1962年生まれのパスカル・ランベールは、フランス現代演劇を代表する演出家・劇作家のひとりである。平田オリザ氏との個人的な信頼関係に基づいて、2007年から2016年末まで彼がディレクターを務めたジュヌヴィリエ劇場(Théâtre de Gennevilliers、略称T2G)は、こまばアゴラ劇場との協働プロジェクトを数多く実現させ、近年の日本とフランスの間の演劇交流の一大拠点となった。2003年以来、定期的に来日を重ね、こまばアゴラ劇場をはじめとする劇場で自作品を上演したり、自作品の日本語版を演出したりする一方、ジュヌヴィリエ劇場において、平田オリザ、岡田利規、神里雄大ら多くの日本現代演劇の作品を招へいしてきた。今年(2017年)1月、『愛のおわり』の再演と「シアター・コモンズ」(主催:芸術公社)への参加のために来日したランベールに、15年近くにわたる日本との交流について話を聞いた。

2017.3.30

日米センター/安倍フェローシップ25周年に寄せて

五百旗頭真

「国大なりといえど、戦好まば必ず亡ぶ。」山本五十六が好んで揮毫した東洋の格言である。戦前の日本はアジアで唯一近代化された軍隊を持ち、従って戦えば必ず勝てた。それをいいことに戦を好むに至った満州事変以降の日本であった。そして格言通り、日本は昭和20年に国を亡ぼす結果となった。それに懲りた戦後日本は、経済を中心に平和的発展による再生を求めた。それは成功した。1960年代に奇跡の高度成長を遂げた日本は、西欧諸国を次々にGNPで追いつき追い越した。経済成長はいい。しかし経済一辺倒でいいのか。「国家は力の体系であり、利益の体系であり、価値の体系である」(高坂正堯)。経済復興を遂げた日本は、やはり本格的な軍事力を持つべきか。否、あの戦争の誤りだけは繰り返したくない。むしろ文化的価値を経済力に添えるべきではないか。1972年の国際交流基金の創設は、そうした自問から生まれた選択であった。

2016.12.27

建築が結ぶ、震災以降の「en[縁]」とは?

7月27日、国際交流基金さくらホールで第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の帰国報告会が行われました。東京理科大学理工学部建築学科教授の山名善之氏がキュレーションした「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」では、映像作家の菱川勢一氏、編集者の内野正樹氏、都市空間論の研究者である篠原雅武氏の3名が制作委員を担い、シェアハウスやコミュニティスペースなどの設計に携わる12組の建築家たちが出展者として参加しました(会場デザインはtecoが担当)。メインスタッフだけで30名を超える規模の同展がテーマとしたのは、タイトルにも表されている「en[縁]」。2000年代以降、特に東日本大震災以降の日本の社会状況と、その中で多くの日本人が求めるつながりや共生の感覚を、「人の縁(The En of People)」、「モノの縁(The En of Things)」、「地域の縁(The En of Locality)」の3つのテーマから捉え直し、この数年の間に施工され、実際に活用されている建築から提示しました。

2016.9.23

日本のヒップホップ、日本のラップ、そしてその先を考える

ヒップホップファンのみならず、一般にも近年大きなブームとなっている「日本語ラップ」。ヒップホップって?ラップって? そんな疑問にお答えすべく、現役ラッパーとして活躍されているDARTHREIDER(だーすれいだー)氏に、ヒップホップの歴史と現在の日本語ラップブームについてご寄稿いただきました。

2016.6.30

日本における「アートとテクノロジー」の現在・過去・未来形

国際交流基金アジアセンターは、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)と共催で、「メディア・アート」をはじめとした時代を牽引する革新的な技術による芸術文化の創造・発信を目指し、国際シンポジウム「"アート&テクノロジー"-時代の変遷、同時代の動向、これからのプラットフォーム-」を2016年7月9日に開催します。これまで数多くのメディア・アートの展覧会を手掛け、本シンポジウムにもご登壇されるNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員の畠中実氏に、日本における"アートとテクノロジー"の変遷と現状、そして今後の展望についてご寄稿いただきました。

2016.4.22

ことばと音楽でつむぐ、村上春樹の世界

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日本を代表する作家である村上春樹氏の作品を海外のファンの方々にも様々な形で楽しんでいただく新たな試みとして、「村上春樹を『観る』・『聴く』・『語る』」と題し、シンガポール・韓国で演劇・コンサート・パネルディスカッションを通じて村上作品に触れていただくイベントを実施しました。 シンガポール・韓国における本企画への大きな反響と国内のハルキストたちや参加アーティストのファンからの多くのリクエストを受け、2016年2月29日、3月1日の2日間限定で、「村上春樹を『聴く』」の東京凱旋公演を開催しました。そこで、コンサートの監修を務めていただいた小沼純一氏に、本コンサートを創るにあたってのプロセスと村上作品に出てくる音楽、そしてコンサートを通した国際交流について寄稿いただきました。

2016.3. 1

東北から、アジアへの扉がひらかれた12日間

国際交流基金は、2015年12月1日から12日まで、ASEAN諸国で活躍する若手デザイナー7名を招へいし、三陸地方・陸前高田周辺エリアで「デザイナーズ・イン・レジデンス(DOOR to ASIA)」を実施しました。本事業の運営に携わりプログラムにも同行された一般社団法人つむぎやの友廣裕一氏に、本事業の様子とその成果について寄稿いただきました。

2016.1.25

ワシントンDCを魅了した宗達の波

国際交流基金は、国立スミソニアン協会フリーア美術館、アーサー・M・サックラー・ギャラリーと共催し、2015年10月24日から2016年1月31日まで、江戸時代初期に活躍した俵屋宗達の作品を中心とする展覧会「宗達:創造の波」を開催しています。本展の共同キュレーターであるジェームス・ユーラック氏に、現地での反響と展覧会の見どころについて寄稿していただきました。

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