雑誌『をちこち(遠近)』
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連載エッセイ

国境を軽々と越えて、各界の一線で活躍する気鋭の書き手が、心に残るエピソードや異文化体験などを綴ります。一緒に世界旅行をするような気持ちでお楽しみください。

2017.7.20New

Vol.6 この夏、盆栽で「涼」を楽しんでみては?

寒さにはめっぽう弱く、暑さには耐えられる体だと思っていましたが、本格的な夏の到来、連日の暑さに怖気づく日々を過ごしています。一時でも避暑地や海やプールで夏の暑さを忘れて過ごしたい・・・・・・。そう思いつつも、日常生活ではそんなことも言っていられません。
夏の暑さを少しでも和らげようと、五感による涼の楽しみ方を思い浮かべてみました。風鈴、肝試し、肌触りの良い浴衣を着る、水羊羹やかき氷を食べる――。
今回は、夏に涼を楽しむ方法のひとつに盆栽を加えてみては? というご提案をさせていただきます。

2017.6.20

Vol.5 盆栽を鑑賞する際のポイントとは

6月は赤松、黒松の芽切りの時期。春から勢い良く伸びた新芽を昨年の葉との境で切り取り、新たに新芽を吹かせます。
新たに芽吹き、形成された葉が通常の半分以下の長さに抑えられるため、「短葉法(たんようほう)」と呼ばれています。
大木を表現する盆栽にとって、葉の長さはとても重要です。

2017.5.16

Vol.4 盆栽の展示会で「美を追求する技術」に触れる

5月に行う作業の一つに葉狩りがあります。今年形成された葉を全て刈り込んで、新たな芽吹きを促します。
枝数を増やしたい時に有効な手入れの一つです。

2017.4.20

Vol.3 「作る」「育てる」「鑑賞」が盆栽の三大楽しみ

4月は植え替えと「芽摘み」の時期。芽摘みとは、たとえばもみじの場合であれば、新葉が少し開いて2枚の葉の間から新たに伸び出そうとしている芽を摘み取る作業。
樹の強い生命力を感じる瞬間です。

2017.3.21

Vol.2 盆栽が人々を魅了する理由は世界共通

三寒四温を繰り返し、春の陽気に近づいてきました。3月は植え替えが主な仕事。 不要な根を切り詰め、新しい土で植え替えられた盆栽の姿はとても気持ち良く、所有者である愛好家の表情も清々しい。今回は、来月下旬に開催される「第8回世界盆栽大会inさいたま」が近いということで、海外の盆栽事情も交えて綴ります。

2017.2.20

Vol.1 熱意と行動力だけで拓いた盆栽師の道

はじめまして。小さな古民家に居を定め、盆栽を生業としている森隆宏と申します。盆栽師。愛好家や同業者が所有する盆栽の手入れを主な仕事としている職人です。ひとつの街に一人いるかいないかのレアな存在。そんな盆栽師の立場から、自分の経験を盛り込んだエッセイを綴らせていただきます。昨今盛り上がる盆栽の世界、興味を持っていただけたら幸いです。

2017.1.23

海外でも活動する盆栽師が伝統文化「盆栽」の世界を伝える連載が始まります!

鉢の上で自然の姿を生かして樹木の造形美を表現する盆栽。4年に1度開催される世界盆栽大会に世界中から愛好家が集うほど、日本が誇る伝統文化は国境を超えて親しまれています。今や海外の人々の心をも捉える盆栽ですが、その魅力は一体どこにあるのでしょう。国内のみならずアメリカやヨーロッパでの普及活動にも力を注ぐ盆栽師の森隆宏さんが、連載エッセイで盆栽の味わい方、楽しみ方を発信します。

2016.12.22

11.土地と声をめぐって
――台湾系ニホン語人はいつまでも揺れている――

満月から2日ほど過ぎた夜でした。空に浮かぶ月が、いつもよりも間近に迫って見えて、どきっとしました。車から降りると、空気は刺すように冷たく、地面には凍った雪が残っています。青森は寒い寒いと覚悟していたから、ちゃんと空に見惚れる余裕はありました。お月さまだけではない。星も、間近に迫ってきます。一粒一粒が煌々と輝いているのを感じます。ふだん自分の見ている空はずいぶん遠くにあるんだなあと思わずにいられません。さあこちらに、とうながされて向かったのが「八戸ブックセンター」。八戸市が"公共事業"としてスタートさせたばかりの「町の本屋さん」です。

2016.11.21

10.バイクに揺られて、揺さぶられ
――北投ヘテロトピアのススメ――

ふだん、あまり車に乗る機会がありません。オートバイなんて、もってのほか。だからあの日、私は緊張まじりの昂揚感とともに台北捷運(地下鉄)の淡水線に揺られていました。

2016.10.20

9.散歩は、おとなの証拠とばかりに・・・・・・

「台北市立美術館(Taipei Fine Arts Museum)」といえば、台北ビエンナーレの本拠地として大変有名な美術館ですが、長いあいだ私にとっての「台北市立美術館」は、夜、私たち家族のために叔父が走らせる車の窓から眺める白い壁のことでした。ライトアップされた光の中に白いその壁が浮かびあがるたび、うっとりとさせられました。

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