雑誌『をちこち(遠近)』
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連載エッセイ

国境を軽々と越えて、各界の一線で活躍する気鋭の書き手が、心に残るエピソードや異文化体験などを綴ります。一緒に世界旅行をするような気持ちでお楽しみください。

2017.10.19New

Vol.9 自然が作り出す美しさに身を委ねに、森へ

9月下旬、尾瀬へ出かけてきました。
澄んだ空気の中、約1時間かけて山の遊歩道を抜けると、有名な湿原地帯が広がります。
樹々や草花に触れることで得られる自然との一体感は特別な感覚です。
秋は登山などの行楽シーズン。
紅葉や色づいた実の美しい光景が見られる場所に出かけましょう。

2017.9.20

Vol.8 秋ならではの盆栽鑑賞の楽しみ

9月後半になると盆栽愛好家は、愛情を込めて育てた盆栽の晴れ舞台となる秋の展示会に向けて準備に取りかかります。地域住民や愛好家仲間に鑑賞してもらう貴重な機会であるだけに、徒長枝とちょうし(伸びる勢いが強い枝)の剪定や乱れた枝を針金で整える作業に一生懸命です。

2017.8.22

Vol.7 ぜひ、ワークショップで盆栽作り体験を

夏はイベントが目白押し。心が解放されてワクワクですね。 しかし、盆栽にとって、暑すぎる夏は少し生きづらい環境に変わってきているのかもしれません。
植物に関わる仕事をしていると、毎年の気候と個々の植物の状態が、頭の中に記憶されていきます。 あの年の夏は雨が少なかった。 春の長雨のせいで五葉松の葉が伸びた。 黒松の2番芽(芽切りによって2番目に吹いた芽)の動きが遅かった、早かった、など。
人が世話をしているとはいえ、盆栽は自然の恩恵を受けながら成長します。 生産性やスピード重視の社会とは縁の遠い世界なのかもしれません。 今年ダメでも、来年こそはうまく成長してくれよ、と願うのです。「のんびり」ではなく、「おおらか」と捉えています・・・・・・。

2017.7.20

Vol.6 この夏、盆栽で「涼」を楽しんでみては?

寒さにはめっぽう弱く、暑さには耐えられる体だと思っていましたが、本格的な夏の到来、連日の暑さに怖気づく日々を過ごしています。一時でも避暑地や海やプールで夏の暑さを忘れて過ごしたい・・・・・・。そう思いつつも、日常生活ではそんなことも言っていられません。
夏の暑さを少しでも和らげようと、五感による涼の楽しみ方を思い浮かべてみました。風鈴、肝試し、肌触りの良い浴衣を着る、水羊羹やかき氷を食べる――。
今回は、夏に涼を楽しむ方法のひとつに盆栽を加えてみては? というご提案をさせていただきます。

2017.6.20

Vol.5 盆栽を鑑賞する際のポイントとは

6月は赤松、黒松の芽切りの時期。春から勢い良く伸びた新芽を昨年の葉との境で切り取り、新たに新芽を吹かせます。
新たに芽吹き、形成された葉が通常の半分以下の長さに抑えられるため、「短葉法(たんようほう)」と呼ばれています。
大木を表現する盆栽にとって、葉の長さはとても重要です。

2017.5.16

Vol.4 盆栽の展示会で「美を追求する技術」に触れる

5月に行う作業の一つに葉狩りがあります。今年形成された葉を全て刈り込んで、新たな芽吹きを促します。
枝数を増やしたい時に有効な手入れの一つです。

2017.4.20

Vol.3 「作る」「育てる」「鑑賞」が盆栽の三大楽しみ

4月は植え替えと「芽摘み」の時期。芽摘みとは、たとえばもみじの場合であれば、新葉が少し開いて2枚の葉の間から新たに伸び出そうとしている芽を摘み取る作業。
樹の強い生命力を感じる瞬間です。

2017.3.21

Vol.2 盆栽が人々を魅了する理由は世界共通

三寒四温を繰り返し、春の陽気に近づいてきました。3月は植え替えが主な仕事。 不要な根を切り詰め、新しい土で植え替えられた盆栽の姿はとても気持ち良く、所有者である愛好家の表情も清々しい。今回は、来月下旬に開催される「第8回世界盆栽大会inさいたま」が近いということで、海外の盆栽事情も交えて綴ります。

2017.2.20

Vol.1 熱意と行動力だけで拓いた盆栽師の道

はじめまして。小さな古民家に居を定め、盆栽を生業としている森隆宏と申します。盆栽師。愛好家や同業者が所有する盆栽の手入れを主な仕事としている職人です。ひとつの街に一人いるかいないかのレアな存在。そんな盆栽師の立場から、自分の経験を盛り込んだエッセイを綴らせていただきます。昨今盛り上がる盆栽の世界、興味を持っていただけたら幸いです。

2017.1.23

海外でも活動する盆栽師が伝統文化「盆栽」の世界を伝える連載が始まります!

鉢の上で自然の姿を生かして樹木の造形美を表現する盆栽。4年に1度開催される世界盆栽大会に世界中から愛好家が集うほど、日本が誇る伝統文化は国境を超えて親しまれています。今や海外の人々の心をも捉える盆栽ですが、その魅力は一体どこにあるのでしょう。国内のみならずアメリカやヨーロッパでの普及活動にも力を注ぐ盆栽師の森隆宏さんが、連載エッセイで盆栽の味わい方、楽しみ方を発信します。

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