ロサンゼルス日本文化センター
ワシントンDCの在米日本国大使館広報文化センターで6月27日から28日の二日間にかけて日本語教育リーダーシップ研修が行なわれました。
研修参加者は、米国内で日本語教師会活動に従事する若手指導者の6名。地元のヴァージニア州をはじめ遠くはハワイからの参加もあり、地方色豊かなグループになりました。研修では、米国で日本語を教える上で忘れられがちなAdvocacyとNetworkingについての講義を中心に各地の現状を踏まえての討論が行なわれました。
講義はロサンゼルス日本文化センター渡邊眞紀専任講師が「日本語教育の重要性とそれを誰にどのようにアピールすべきか」、「Advocacy活動とNetworkingの重要性」、「日本語教育にとって重要なNetworkの種類とその関わり方」、「教師会活動における外部支援の求め方」、「教師会を運営する際の注意事項」の5点について講義した他、外国語教育及び国際理解教育を政策面で支援促進するJNCL-NCLIS(The Joint National Committee for Languages & The National Council for Languages and International Studies)のプログラムマネジャーのAshley Lenker氏、在米日本国大使館の奈良哲参事官、全米外国語教師会(ACTFL)のJuliet Mason氏、ATJ日本語・文学学会次期会長の當作靖彦カリフォルニア大学サンディエゴ校教授の4名を特別講師として招き、「米国の外国語教育政策について」(Lenker氏)、「日本国政府の日本語教育への取り組み」(奈良氏)、「全米外国語教師会の活動紹介」(Mason氏)、「米国日本語教育の課題」(當作氏)についてそれぞれ講義をしていただきました。