クローズアップ写真のコラージュを組み込むなど、独自のスタイルと世界観で革新的な短編アニメーション作品を発表。国内外の国際映画祭で高い評価を得ている気鋭のアニメーション作家、大山慶さんの連載がスタートします。今や世界的に注目されるクールな日本カルチャー、アニメーション。作家はどのような発想と手法で制作しているのか――。大山さんがメイキングを含めて自らの作品について書き綴ります。
大山 慶(おおやま けい)
アニメーション作家 1978年東京都生まれ
2005年、東京造形大学の卒業制作『診察室』が学生CGコンテスト最優秀賞、BACA-JA最優秀賞などを受賞。カンヌ国際映画祭監督週間をはじめ、海外の映画祭に正式招待される。'08年には愛知芸術センターオリジナル作品として『HAND SOAP』を制作。オランダアニメーション映画祭グランプリや広島国際アニメーション映画祭優秀賞など多数の受賞を果たす。映画『私は猫ストーカー』('08)、『ゲゲゲの女房』('10)ではアニメーションパートを担当した。現在、自ら設立に加わったCALFに在籍し、制作、配給、販売など幅広くアニメーションに携わりながら、新作『放課後』を制作中。
公式サイト : http://www.keioyama.com/
CALF : http://calf.jp/
CALF STUDIO : http://calf.jp/studio/