ケルン日本文化会館
ドイツで最も多くの日本人が住むデュッセルドルフでは、毎年初夏にジャパン・デイが開かれます。新型インフルエンザで日本人学校が休校になるなどの悪条件にもかかわらず、今年も、第8回目のジャパン・デイが6月に開かれ、集まった85万人の人々は日本尽くしの初夏の一日を満喫しました。これは、州、市、日本商工会、日本クラブが協力して開くもので、日本をテーマとして毎年開かれる催しとしては世界最大のものだと思われます。
写真提供:在デュッセルドルフ日本国総領事館
ライン川沿いに1キロ以上もテントが立ち並び、クイズあり、日本食スタンドあり、各種のデモンストレーションありで日本一色。中央広場には野外舞台が設けられ、次々と歌や踊り、それに地元の太鼓グループの演奏が行なわれます。ハイライトは、基金の助成で招かれたレナード衛藤グループで、太鼓とギターとタップダンスの妙技で観客を魅了しました。
写真提供:在デュッセルドルフ日本国総領事館
また、目立つのは、コスプレでたむろする数千人の若者。見慣れたマンガやアニメのキャラクターは、基本が西欧的なプロポーションであるためか、ドイツの若者のコスプレはピッタリ決まっています。
そして最大のアトラクションは花火です。日本から運んできた4,000発もの花火が、30分のうちにライン川上空に打ち上げられ、大輪の花火に一斉に感嘆の声が上がります。
お祭り好きのライン地方では、ジャパン・デイは「第二のカーニバル」として受け入れられているようです。