毎回、特集を組んでお届けするウェブマガジン「をちこち」。
今日も誰かが、世界と日本の橋渡しをしています。各地で活動するアーティストや作家、研究者から現地直輸入のエピソードを紹介。街角の様子から仕事で出会った人たちの横顔まで、さまざまなストーリーをお届けします。関連記事もあわせてお楽しみください。
2024.11. 1
アートの本質的な価値のひとつに、今の社会の在り方を根本的に見つめなおし、新しい視座を与えてくれることが挙げられます。今回の特集では、「属性に関係なく、個々の存在には、それ自体に価値がある」という信念に基づいて作品を生み出しているアーティストや、その活動を支える担い手に焦点をあて、国や違いを超えて多様な背景をもつ人たちとの協働から生まれるアートの世界をご紹介します。
2024.5. 2
【特集081】2023年7月から11月にかけて実施されたASEAN各国と日本の学生間の相互理解を深めるための交流プログラム「日ASEAN ユース・フォーラム Take Actions for Social Change 2023」は、国際交流基金と公益財団法人かめのり財団が、ASEAN大学ネットワークと共同で行った日本ASEAN友好協力50周年記念事業。日・ASEANの大学から選ばれた30名の学生が3つのテーマ6グループに分かれ、オンライン研修、ASEAN諸国でのフィールドトリップ、そして訪日研修を通して共に学びながら、各グループが課題解決のためのアクションプランを協働で作成し、最終発表会でプレゼンテーションしました。今回のインタビューでは、6グループのうちのひとつ環境・防災教育グループ「Vertedu Ecowarrior」の6名に、約半年にわたって異文化の学生間で親交を深めてきた交流プログラムの成果についてお話を伺いました。
2024.3.22
【特集080】小川洋子氏は1988年のデビュー以来、すぐれた長編、短編を次々に生み出し、これまでに、芥川賞、読売文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞などを受賞しました。端正な日本語で書かれた小川氏の小説は、他言語へ翻訳する人々の想像力を喚起してやまず、2023年半ばまでに翻訳された作品は36にのぼり、合わせて37言語に訳されました。 本記事では「祈りの記憶を刻む」という演題で、小川洋子氏と文芸評論家の尾崎真理子氏が対談した内容の一部を動画でお届けします。
2024.3.15
【特集080】ペルー日系人協会は1917年の創設以来、日系人の相互扶助に努めるとともに、ペルー社会への定着を促進してきました。日ペルー国交樹立から今年で150周年、移住開始から124年、その中にあってペルー日系人コミュニティを長年支えてきたペルー日系人協会(APJ)のフアン・カルロス・ナカソネ・オオシロ氏に、ペルーへの日本人移民の歴史、またペルー日系人協会の貢献、そしてペルー日系人協会の歴史について講演いただきました。
2023.8.10
【特集079】日本では静かに最後まで鑑賞するのが映画館のマナー。でも、ほかの国の映画館では、それは当たり前ではないかもしれません。映画は世界中で愛されているエンターテイメントですが、人々はいったいどんな映画館で、どんなふうに映画を楽しんでいるのでしょうか?世界各地の映画カルチャーをご紹介します。
2023.8.10
【特集079】日本では静かに最後まで鑑賞するのが映画館のマナー。でも、ほかの国の映画館では、それは当たり前ではないかもしれません。映画は世界中で愛されているエンターテイメントですが、人々はいったいどんな映画館で、どんなふうに映画を楽しんでいるのでしょうか?世界各地の映画カルチャーをご紹介します。
2023.3.22
【特集078】グナワン・モハマド氏は、長くインドネシアの民主化運動の指導的役割を果たしてきた、同国を代表する知識人の一人です。報道週刊誌テンポ(Tempo)を発行し、権力におもねらない気骨あるジャーナリストとして活躍。一線を退いた後もエッセイ、詩、戯曲、小説などの文筆活動を続けています。表現の自由、宗教と文化、民族のアイデンティティなどを深く洞察する彼の言葉に、世界が耳を傾けてきました。 日本との関係においては、1997年に、国際交流基金・国際文化会館共催のアジア・リーダーシップフェローとして来日、その後もたびたび日本の学会や研究会に招かれて、知的交流を深めてきました。 世界の人口の半数を擁するアジアでは現在、経済発展とグローバル化が目覚ましい一方、同時に格差の拡大や民主主義の後退といった負の面に対する指摘もあります。受賞記念講演会でグナワン氏が語った、現代のアジアにおける「文化」と「差異」をめぐる言説についての考えをご紹介します。
2022.7.25
【特集077】近年、テレビなどで「高いところに逃げてください」といった簡単な言葉で避難を促す様子を目にすることが増えてきました。日本語が母語の人にも、そうでない人にもわかりやすい日本語として注目されている「やさしい日本語」は、多文化共生への取り組みにおいても重要な役割を果たしています。「やさしい日本語」がもつ可能性と課題とは?
2022.3.25
【特集076】ジャンルを超えた創作活動にとどまらず、世界の音楽や民俗芸能を学んだり、日本国内に暮らす移民の方々と交流したりとさまざまな分野・コミュニティーで活動しているアーティスト・コムアイ(KOM_I)さん。彼女のなかにある多様性とは、他者と関わるうえで大切にしていることは何かを伺いました。
2022.1.24
【特集075】近年、日本語を学ぶ人が急増しているベトナム。国際交流基金の2018年度日本語教育機関調査によると、学習者数は世界第6位であり、2015年度調査からの増加は2.7倍と、世界一の増加数を記録し、日本語能力試験(JLPT)の受験者数も、1996年の319人から、2018年には69,843人となり、約219倍の急拡大を遂げています。特集「コロナ禍の世界を文化でつなぐ 第48回(2021年度)国際交流基金賞」第4回は、ベトナムで日本語と日本語教育の普及・発展に尽力し、同国初の全国組織「ベトナム日本語・日本語教育学会」も立ち上げられたベトナム・ハノイの3大学の学部長に、躍進する日本語教育の現状について伺いました。